ここ数日、日本やアメリカの株式市場が世間を賑わせていますね。
”日経平均の下落幅としては、日銀の利上げ路線への警戒に米国景気悪化懸念が重なった2024年8月5日(4451円安)、ブラックマンデー翌日の1987年10月20日(3836円)に続く歴代3番目の大きさとなった。”
記事にもしていますが、僕は「非居住者」になっているので日本で保有していた証券口座は凍結中です。
おかげさまで残高確認もできない状態ですので、精神的なダメージは0です。笑
こんなに株価が下がっていると「買い増したい!」「そろそろ資産運用を始めてみたい!」と思う方もいるのではないでしょうか。僕もその1人です。
僕はマレーシア在住なので、日本の証券口座では買い増すことはできないのですが、マレーシアの証券口座では購入が可能です。今回は日本人でも開設できる証券会社「FSMOne」のを紹介していこうと思います。
- マレーシアで証券口座を持つメリット
- 日本人がマレーシアで証券口座を開設する方法
- 現地で口座を開設する際の注意点
自己紹介
まる(@maru_Chuotto)です。
IT企業を退職して、駐在夫としてマレーシア移住中の一般男性です。
マレーシアで証券口座を開くメリット
購入できる銘柄や売買手数料などは日本と変わりません。ただ、圧倒的なメリットが1点あります。
売買益が非課税(※2025年時点)
マレーシアでは株式売買による利益や配当金に対して課税がありません。(日本は約20%)
全銘柄が非課税です。要するに全部NISAです。
FSMOneでの口座開設方法
FSMOneとは?
シンガポール発のiFAST社が運営するオンライン総合投資プラットフォームです。
2021年4月からマレーシアで株式・ETFの取引サービスを公式に開始し、マレーシア株だけでなく米国・シンガポール・香港・中国本土の市場もカバーするようになりました。
必要書類
オンラインで申し込みを進める前に、必要となる書類を準備しました。
一般的に求められる書類は以下の通りです。
- パスポート(ビザも必要)
- マレーシアの住所証明(電気・水道・携帯の請求書など)
- マレーシアのクレジットカードまたはデビットカード
申込手順とオンラインフォームの流れ

1.公式サイトで「Sign Up(新規登録)」
サイト右上にある「Open Account」をクリックして、新規口座開設フォームへ進みます。
2.メールアドレス登録&基本情報入力
国籍・パスポート情報と、希望のユーザーID・パスワードを入力してください。
3.税務情報の入力
マレーシア居住者か、他国での納税義務があるか等を聞かれ、自身の納税者番号 (Tax Identification Number) を入力しました。
4.必要書類のアップロード
パスポートおよび住所証明書類をアップロードします。
5.財務状況や投資経験の入力
年収、資産状況、投資の目的や経験年数などについての質問に回答します。
6.口座開設費用をお支払いする
口座開設の際に,口座開設手数料としてRM 10(日本円 約300円)を振り込む必要があります。「このRM10は後日投資口座に払い戻されます」と明記されていました。
7.内容確認&送信
最後に全入力内容を確認し、問題なければ送信します。これで申込手続き完了です。あとは審査・承認を待ちます。
全てオンラインで完結しました。英語ですが難しい表現は少なめ。 約2営業日ほどで承認されました。
日本人が現地で証券口座を開設する際の注意点
長期滞在ビザを持っていること
観光ビザでは銀行口座開設自体が難しく、証券口座も作れません。
就労ビザや長期滞在ビザ(MM2Hなど)を取得し、現地で住所が定まってから手続きを進めましょう。
マレーシアの銀行口座が必須
ほとんどの証券会社が「マレーシアの銀行口座を持っている18歳以上」を口座開設条件としています。
証券口座への入金・出金もマレーシア国内の銀行経由で行うため、まずは銀行口座を作っておきましょう。
納税者番号(Tax ID)の準備
申し込みフォームで必ず聞かれるのが納税者番号(Taxpayer Identification Number, TIN)です。
マレーシアに就労している場合、雇用開始後に所得税局(LHDN)で税務登録を行い、個人所得税番号を取得します。既に所得税を納めている方はその番号を用意しておきましょう。
赴任したばかりで税番号が未発行の場合や、扶養家族など収入が無い場合は、日本のマイナンバーを代わりに入力することで進めそうでした。(※未確認なので、不安な場合は証券会社のサポートに事前に問い合わせてください)
英語対応のみ
現地証券会社は基本的に日本語非対応です。
Webサイトも英語ですし、電話やメールで日本語で問い合わせても通じません…

まとめ
日本国内の証券口座を凍結しているため、マレーシア滞在期間は投資ができない...と落胆していたのですが、現地の証券口座で運用ができると知った時は、目から鱗でした。
思っていたよりも簡単に口座は開けます、「現地で投資やってみようかな」と思っているなら、是非チャレンジしてみてください!
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