物価が安いイメージがあるマレーシアですが、コロナ後は日本と同様にマレーシアでも物価が徐々に上がってきていると聞きました。
そこで、クアラルンプールで一人暮らしをする場合の費用(住宅、食費、交通、医療など)の最新情報を、マレーシア現地のメディアや口コミをもとにまとめましたので、紹介していきます。
注:この記事では1RM(リンギット)を32円として計算しています。(2023年11月現在)
自己紹介
まる(@maru_Chuotto)です。
IT企業を退職して、駐在夫としてマレーシア移住予定の一般男性です。
住居
住居は主要な費用の一つです。その価格は、場所や宿泊施設のタイプによって大きく異なります。
Numbeo1によると、クアラルンプールの中心部のコンドミニアムの家賃は月額「1,500RM(48,000円)」からとなります。都心部を離れると、「800RM(25,600円)」から見つけることが可能です。
- Numbeoは、世界中の都市や国に関する生活費、住宅費、交通費、食費、健康保険費などのコストを収集し、共有するオンラインデータベース。 ↩︎
食費
マレーシアにおける食費は、他国と比べても手頃です。
自炊中心の場合
市場やスーパーマーケットでの食材購入の場合、月額「400~600RM(12,800円〜19,200円)」と見積もられています。
直近のマレーシアでの食料品価格は以下の通りです。
- 牛乳(1リットル): 7.06RM(約225.92円)
- 水(1.5リットル): 2.45RM(約78.40円)
- バナナ(1キログラム): 5.38RM(約172.16円)
- 玉ねぎ(1キログラム): 4.26RM(約136.32円)
- 鶏肉(1キログラム): 18.1RM(約579.20円)
外食中心の場合
フードコートや地元の屋台で食事をする場合、1食あたり「5〜15RM(160円〜480円)」
レストランで食事をする場合、1食あたり「20〜50RM(640円〜1,600円)」程度かかるそうです。
1ヶ月間全て外食にした場合は、「1,000RM(32,000円)」以上はする可能性が高いです。
公共料金
公共料金(電気、水道など)は月額「150RM(4,800円)」程度です。エアコンの使用が多いため、夏場には電気代がやや高くなることがあります。
インターネットの契約には、さらに月額「100~150RM(3,200円〜4,800円)」が加わります。
交通費
マレーシア人の大半は、移動手段として個人用車両を所有しています。もちろん公共交通機関もありますし、近年ではタクシーやライドシェアリングサービスも普及しており、都市部では移動が非常に便利になってきました。
自動車を所有する場合
もし車を持っていれば、さまざまな自動車関連の費用が含まれます。
例えば、人気のある「Perodua Myvi」の購入価格は「40,000〜50,000RM(128〜160万円)」の範囲です。中古車であれば、年数にもよりますが半分程度の価格で購入することが可能です。
「マレーシアが産油国であること」「政府が価格を統制していること」で、ガソリンはリットルあたり「2RM(64円)」と、破格の安さ!(安い順に世界で10番目)
年間のメンテナンスと保険は「1,000〜2,000RM(32,000円〜64,000円)」
自動車税・高速料金・駐車料金で、年間「20~100RM(6400円〜32,000円)」のなどの雑費もあります。
公共交通機関を利用する場合
マレーシアでの公共交通機関(バスや電車など)の利用は、車を所有するよりもかなり安価です。
例えば、RapidKLでの無制限旅行の月間パスは「80RM(2,560円)」で、車を所有するよりもはるかに安いです。タクシーも、初乗り料金は「5RM(160円)」で、1kmあたりの料金は「3RM(96円)」程度になります。
余暇と娯楽
一人暮らしの場合、「映画・旅行・社交的な集まり」などの活動に月に「300~500RM(9,600円〜16,000円)」を使うそうです。(映画のチケットは「20RM(約640円)」、カフェでのコーヒーは「10RM(約320円)」)
マレーシアの人は休日などの余暇には、ショッピングモールに出掛けることが多いようです。マレーシアには大きなショッピングセンターやモールがあります。イメージは日本のショッピングモールと同じような感じで、イオンなど日系資本の施設も含まれており、多くの人でにぎわっています。
まとめ(マレーシアにおける生活費)
2023年現在、クアラルンプールで一人暮らしをする場合の1ヶ月あたりの平均費用は「3,000〜5,000RM(96,000〜160,000円)」の範囲になりそうです。
コロナ後は日本と同様にマレーシアでも物価が徐々に上がってきていると聞いていましたが、家賃や自家用車も含まれていると思うと、日本と比較してもまだまだ物価が安いことがわかりました。
- 住居:都心部の1ベッドルームで、「1,500RM(48,000円)」
- 食費(自炊):「400~600RM(12,800円〜19,200円)」
- 食費(外食):「1,000RM(32,000円)」以上
- 公共料金:「150RM(4800円)」
- インターネットは「100~150RM(3200円〜4800円)」
- 自家用車:「Perodua Myvi」の購入価格は「40,000〜50,000RM(128〜160万円)」
- 自家用車(メンテナンスと保険):年間「1,000〜2,000RM(32,000円〜64,000円)」
- 公共交通機関:RapidKLでの無制限旅行の月間パスは「80RM(2,560円)」
- 娯楽費:月に「300~500RM(9,600円〜16,000円)」
こちらの記事は渡航前に作成しているので、実際に現地到着後はリアルな費用をお届けできればと考えています。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
参考記事:
The Average Cost of Living in Malaysia
What is The Average Cost of Living in Malaysia (Updated 2023)
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