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28歳で3000万円貯金できた僕が解説するお金の貯め方

投資

お金は力だ。より多くのお金を持っていれば、それだけ多くの選択肢が与えられるからだ。

ロバート・キヨサキ(投資家)

妻の海外駐在が決まった瞬間に、「駐在夫」という大きな選択を迷いなくできたのは、資産計画通りに物事が進んでいたことが大きな理由です。

この記事では、28歳で家計資産3800万円を貯めた私の経験をもとに、貯金の始め方や効果的な方法を解説します。

自己紹介

まる(@maru_Chuotto)です。

IT企業を退職して、駐在夫としてマレーシア移住予定の一般男性です。

我が家の資産状況

まずは、現在の資産状況を確認しましょう。内訳はこんな感じです。

現金 8,000,000
投資信託25,000,000円
持株 4,000,000円
仮想通貨 1,000,000円
合計38,000,000円
2023年12月現在

現金は約20%で、残りの約80%は投資しています。

ちなみに新卒1年目だった5年前は「200万円」ほどだったので、約5年間で「3600万円」増えています。

「実家が太い」「親から援助してもらっている」などは一切ありません。

半投半住で「家賃0円+売却益」などポジティブな予想外もいくつかあり、想定を大きく上回るスピードで資産増加しているのも事実ですが、夫婦でライフイベントを想定した目標と計画を設定して、それを忠実に実行してきた結果です。

まずは貯金の始め方について解説していきます。

貯金をイメージする

まずは、貯金を頭でイメージすることが大切です。

「貯金=収入−支出」です。

僕はいつも「蛇口から出てくる水」と「底に穴の開いたコップ」をイメージします。

  • 収入=蛇口から出てくる水
  • 貯金=コップに溜まる水
  • 支出=コップに開いている穴

この場合、「貯金(=コップに溜まる水)」はどのように増やすことができるでしょうか。

  • 蛇口をひねって水を増やす
  • コップに開いた穴を小さくする

真っ先に浮かぶのはこの2つではないでしょうか?

目標を設定しよう

紙にペン

それでは早速その方法を..」と行きたいところですが、その前に1つ考えておきましょう。

「水を溜めるコップのサイズ=いくら貯金したいのか」です。

「貯金をしたい!」と思っているという事は、何か目標があると思います。これを決めることで、いつまでに何をすれば良いのかがイメージしやすくなります。

僕の場合は、「家族との自由な時間を得るために40歳までにサイドFIREしたい」が目的でした。

貯金目的ランキングを見ても、理由は人それぞれです。自分なりの目標を設定し、それには月々にどれくらい貯金する必要があるのかを計算し、実行可能な計画を作成してみましょう。

単身世帯の貯金目的ランキング

【単身世帯】貯金目的
1位老後の生活資金にあてるため
2位病気や不時の災害のときに備えるため
3位とくに目的はないが、金融資産を保有していれば安心なため
4位旅行、レジャーの資金にあてるため
5位耐久消費財(自動車、家具、家電等)の購入資金にあてるため
(出典)金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」

二人以上世帯の貯金目的ランキング

二人以上世帯】貯金目的
1位老後の生活資金にあてるため
2位病気や不時の災害のときに備えるため
3位こどもの教育資金にあてるため
4位旅行、レジャーの資金にあてるため
5位とくに目的はないが、金融資産を保有していれば安心なため
(出典)金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」

収入を増やす

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貯金目標が定まったのであれば、次は「収入(=蛇口から出てくる水)」を増やす方法を考えていきましょう

残念ですが、増やすのに簡単だったり、楽な方法はありません。地道です。

現職で出世して昇給する

収入を効果的に増やす1つのアプローチは「現在の職場での昇進を目指すこと」です。

企業や業界により昇進の基準は異なりますが、多くの場合は「個人の業績」や「上司や同僚からの評価」が必要です。現職の人事制度を理解したり、上司に「どうしたら上がるか」を確認することは必須です。

僕が在籍していた企業は「評価=個人の営業成績」だったので、とにかくひたすら売り上げを伸ばす方法を相談したり、自分で考えて昇給を目指しました。

職場によっては「年齢を重ねるしか給料が上がる方法がない」こともあると思います。その場合は、自分の目標と照らし合わせながら下記2つの選択肢を考えてみましょう。

  1. 年齢を重ねるのを待ちながら支出を減らして目標達成する(「支出を減らす」は次の章で)
  2. 待たずして、高収入の会社に転職する(次で説明します)

高収入の会社に転職する

収入を増やすためのもう1つのアプローチは、「より高い給与を提供する企業への転職」です。給与体系は企業によって大きく異なるため、同じ業界内であっても他社への転職が収入増につながる可能性があります。

現在の職場での昇給が期待に応えない場合、転職は有効な選択肢となり得ます。

20〜44歳までであれば、転職者の約40%は年収アップに成功しています。(出典)令和2年転職者実態調査の概況

業種ごとの平均年収を参考に、年齢平均と比較して年収が低い場合は転職を検討するのも良いかもしれません。

(※業種分類の業界名をクリックすると、業種×年齢ごと」の平均年収を見ることが可能です。)

業種分類平均年収
全体男性女性
金融469万円572万円394万円
メーカー466万円506万円381万円
総合商社464万円525万円374万円
IT/通信446万円478万円393万円
建設/プラント/不動産432万円470万円364万円
専門商社424万円468万円361万円
インターネット/広告/メディア423万円469万円381万円
メディカル408万円499万円354万円
サービス377万円419万円335万円
小売/外食359万円400万円317万円
(出典)平均年収ランキング(業種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】

副業はおすすめしません

「現職で出世して昇給する」「高収入の会社に転職する」と2つ挙げましたが、これらが実行できない人が副業をやって上手くいく確率は限りなく低いと思います。

よく「副業に向いている人の特徴」などの記事がありますが、

1.継続力がある
2.ポジティブ思考
3.自制心がある

こんな能力あったら本業でも成果出せます。

本当は能力があるのに正当に評価受けていないのであれば、転職すれば評価してもらえます。

まずは、本業もしくは転職に集中してみましょう。

(二人以上世帯の場合は)共働きできる環境を整えましょう

共働きにより、家計の収入が増え、より多くの貯蓄や投資が可能になります。

蛇口が2つになるので、資産(=コップに溜まる水)が溜まりやすくなります。

大卒で正規社員として定年まで働いた場合の総賃金は約2億6,000万円、女性では約2億1,000万円となっています。夫婦がともに正社員で働いた場合と、女性がその間ずっと専業主婦であった場合とを比べると、2億円あまりの差が生じることになります。(出典:労働政策研究・研修機構が2022年に出した統計)

資産形成において共働きは大きなメリットをもたらしますが、その為には「男性の家庭内での動き方が非常に重要です。家族全員が協力し、計画的に取り組むことが鍵となります。

  • 家事と育児への積極的な参加
  • パートナーとのコミュニケーションの重要性
  • キャリアと家庭のバランスの取り方

支出を減らす

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最後に、「支出(=コップに開いている穴)」を減らす方法を考えていきましょう。

収入を増やすよりも身近にできることが多いので、こちらの方が実践しやすいかと思います。

固定費の見直し

すぐに節約できる固定費は主に以下です。

  • 居住費(家賃、住宅ローン)
  • 光熱費(電気・ガス・水道)
  • 通信費(携帯料金やWi-Fiなど)

居住費(家賃、住宅ローン)

家賃や住宅ローンは固定費の中で最も大きな割合を占めます。

賃貸の場合は、

  • 築年数30年前後の物件を選ぶ
  • エレベーターのないマンションにする

上記のようなこだわりをできるだけ捨てることで家賃を抑えることができます。

ちなみに我が家は住宅ローンでマンションを購入しています。これは「半投半住」で家賃が0円になることを狙って、居住費を抑える作戦です。

光熱費(電気・ガス・水道)

電力、ガスは自由化されているので、自分の家の使用量で一番安いプランを選ぶ必要があります。

一括比較サイトなどを利用すると簡単に最安値がわかります。

通信費(携帯料金やWi-Fiなど)

携帯代を月1万円以上払っている人もいると聞いて驚きました

我が家は格安SIM(楽天モバイル)を利用しているので、2人で5,000円程度です。

ふるさと納税を活用する

ふるさと納税を活用すると、所得税や住民税が大きく節税できます。

ふるさと納税は自己負担金の2,000円を超える部分について、寄付という形で税金を任意の自治体に「前払い」する制度です。

その前払いした額が翌年、所得税や住民税から還付・控除されるだけなので、税金の額自体が軽減されるわけではないですが、寄付した自治体からは、2000円の自己負担で寄付金額の約3割の返礼品を受け取れるので、メリットがあります。

コンビニに寄らない

コンビニは便利ですが、絶対に寄りません。

スーパーに比べると少し値段が高いうえに、つい余計な物を買ってしまいます。

「ちょっとお菓子が食べたい」「牛乳がない!」などの時でも、最寄りのコンビニではなく、必ず最安値のスーパーまで行きます。

食費を現金で支払う

我が家は2人で食費は35,000円に固定していますが、クレジットカードは使わずに、現金で支払うことでいくら使ったか管理することができます。

また、必要な物はセール時に購入することで、無駄遣いを減らすことができます。僕は20時以降にスーパーに行き、割引になった食材を冷凍保存するのが日課です。

銀行の手数料を払わないようにする

コンビニエンスストアATMでの引き出しや、他口座への振込時に手数料がかからないようにメガバンクとネット銀行口座を両方持っておきましょう。

ネット銀行は条件を満たすと、ATM引き出しや振込手数料が無料で使うことができます。

「たった数百円..」と思うかもしれませんが、「塵も積もれば山となる」です!

住信SBIネット銀行

  • 住信SBIネット銀行間での振込は無料
  • 他行宛て振込は預金残高などにより最大で月20回まで無料

ソニー銀行

  • コンビニATM出金手数料が月4回~無制限で無料
  • さらに残高に応じて最大で月11回まで無料。

楽天銀行

  • コンビニATM出金手数料が月0~7回まで無料
  • 楽天銀行で給与を受け取ると他行宛て振込手数料が月3回無料

まとめ

妻の海外駐在という大きな転機により、駐在夫として新たなステップを踏み出すこととなりましたが、この変化を迎えるにあたり、私たちがこれまでに築いた資産は大きく背中を押してくれました。

難しいことを考える必要はなく、「貯金=収入−支出」とすごくシンプルに考えてみましょう。

そして今回まとめた3点をできるところからで良いので少しでも実践してみてください。

僕が伝えたいのは、「お金をむやみやたらに貯めろ」ということでも「切り詰めて生活をしなさい」ということでもありません。「自分のしたいこと」や「自分にとっての幸せな人生」について考え、それに必要なお金を逆算しておくことで、「何かをやりたいと思った時に選択肢が奪われない」状態を作っておきましょう。

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