「駐在夫」が記事で取り上げられるようになってきました。
「駐妻」「駐在妻」という言葉は聞き慣れたことがあるかもしれません。
一方で、「駐夫」「駐在夫」と聞くと耳馴染みがないかと思いますので、この記事でわかりやく解説していきます。
- 駐在夫とは?
- なぜ駐在夫はまだ少ないのか
自己紹介
まる(@maru_Chuotto)です。
IT企業を退職して、駐在夫としてマレーシア移住予定の一般男性です。
駐在夫とは?
「駐在夫」とは、配偶者の海外赴任や海外留学に帯同する男性たちを指します。
女性の社会進出や経済自立が広がり「駐在夫」が誕生しました。筆者もその1人です。
▼駐在夫になった経緯
なぜ駐在夫が少ないのか
外務省『海外在留邦人数調査統計』(平成 26~29 年要約版)を参考にすると、日本人海外駐在員の配偶者(駐妻・駐夫)は世界に約10万人いると推定されます。
海外駐在する配偶者に帯同した妻・夫379人を対象に行った「日本人海外駐在員配偶者(駐妻・駐夫)のキャリア継続に関する調査」によると、配偶者の海外駐在帯同した男性はわずか2%でした。
女性で駐在できるなんて、とても優秀なパートナーに恵まれたね
「男性は一家の大黒柱として働き続けるべき」や「女性は家庭を支えるべき」
そもそも「男性が家事をする」「女性が駐在する」という選択肢がありえないなど、無意識的に思い込んでいないでしょうか?
こういった古いステレオタイプにより、男女ともに多くの障壁が存在していることが「海外駐在する女性」と「駐在夫」が少ない原因だと考えています。
いくつかの代表的な障壁をまとめていきます。
仕事と家庭の両立
女性の社会進出
結婚、出産、育児などのライフイベントが重なると、女性は仕事を継続することを難しく感じてしまいます。
男性の家庭参加
男性が育児や家事労働に参加することも、社会的に十分認知されていない側面があります。男性が家庭を優先すると、仕事に対する献身が足りないと見なされることも。
収入と役割の期待
女性の役割
女性は家庭を支える役割が期待されており、仕事に没頭することに対する理解が乏しい場合があります。
男性の役割
伝統的に、男性は一家の大黒柱としての役割を期待され、高収入を持つことが求められることが多いです。
このため、家庭を選ぶことのプレッシャーは非常に高まります。
男女がそれぞれの役割に縛られることなく、「共通の問題」と捉えることがまずは重要になります。
駐在夫はどんなメリットをもたらすのか
駐在夫の増加は、「性別での役割に関するステレオタイプ」を打破するきっかけになります。
男女平等が促進され、多様な家族構成がより受け入れられやすくなるでしょう。
また、家庭と仕事のバランスを重視することで、ワークライフバランスの大切さが再認識されるかもしれません。多様性が求められる現代社会において、この新しいライフスタイルは今後のトレンドとして注目されることを願っています。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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